こんにちは、Shotaです!
今日は、天気もよく久々の青空で、
気温も上がって嬉しい一日でした。
今読んでいる『デジタルマネー戦争』という本がとても興味深い内容で勉強になりました。
メンタリスト DaiGo のYou Tube動画で
房 広治さんとの対談動画を見たんですが、
これが、とてもおもしろかったです!知らないことだらけで、こういう知らない話を知ることが好きです。
この中で、紹介されていた
房さんと徳岡晃一郎 さんの共著の『デジタルマネー戦争』の面白かったところを紹介します。
房 広治
GVE CEO 1982年に早稲田大学理工学部卒業を機にイギリス留学。198
7年に英国系のインベストメントバンクに就職し、M&Aを手がける。
1998年にはUBS信託銀行の社長に就任。2000年にクレディ・スイス証券にて、同社が買収したDLJディレクトSFG証券(現:楽天証券)の社外役員を務めた。
2004年に独立し、2005年2月からサンドリンガムファンドを始めた。2006年にはEMCOM傘下の上場会社が買収し、EMCOMの取締役に就任。
EMCOMで高速FXシステムの開発をし、日本のFX市場の過半数のマーケットシェアを獲得。2017年にGVE株式会社を創業する。
電車の改札を通る時に使う、Suicaの仕組みの凄さについても解説されていて
フレミングの法則で、磁気だけで動くカードを作った。
電場と磁場の話。電流を流さなくても、電流をカードの中で発生させれば情報を読めるという
セキュリティー的にも安全で、コストもクレジットカードよりも安い。というものに注目した房さん。
すごい!!
シナリオ思考
シナリオ思考というのも初めて聞きましたが、そのとおりだなと思った概念です。
本から引用します。⬇
4つのS ──シナリオ思考、スピード、セキュリティ、サイエンス
日本がウィークポイントを克服し、本来の能力を取り戻して世界をリードし、世界のルールを作るためには何が必要になるのでしょうか?
そのキーワードとして、日本企業に欠けているもの、逆に言えば日本企業が手に入れれば世界のリーダーとして飛躍できるカギになるものとして、「4つのS」について考えます。
「4つのS」とはすなわち、シナリオ思考、スピード、セキュリティ、サイエンスです。
この「4つのS」というレンズを通して、過去にはナンバーワンであったもののその座を譲ってしまった日本企業と、今やプラットフォーマーとして世界のルールを作る側に立っている海外企業を比較すると、日本が向かうべき方向性が浮き彫りになります。
シナリオ思考 ──理想を描き長期的な視野を持つ
デジタル化の成否のカギを握るのは長期にわたるビジョンとユーザー目線のソリューションだということはすでに何度も述べてきました。
シナリオ思考とはまさにこのことです。長期的な理想をどこに据えて物事を考えているのか、
世の中がどのように変わっていくのか、また変わっていくべきなのか──ということを徹底的に考えるということです。
1年や2年の短期間のスパンでは意味がありません。
20年や30年といった少し先の未来に世の中はどのようになっていて、そこにはどのようなソリューションが求められるのか、本質的に求められるのは何なのか、
ということを考えるのがシナリオ思考です。
逆にシナリオ思考がないとどうなるか、考えてみましょう。
「世の中をこうしたい、こう変えたい」という理想や理念がないため、現状のデフォルトをしようとする思考に流されてしまいます。今の段階で実効性のある目の前にある解に飛びつくことになり、本質的なソリューションや最高の解を希求しません。
もちろん、ルールは自らが作るものではなく、所与の定められたものを達成することが目標になります。
結果として中途半端な策で終わり、プラットフォーマーになることも、次世代を構想することもできないのです。
例えば、お金のデジタル化というトピックを考えると、これから20年後や30年後に紙幣やコインが流通していると考えるのは難しいでしょう。
しかし、日銀は新しいデザインのお札を発行することにしており、
その理由について財務省は「より偽造しにくく」するためであり、「これまでも概ね20年毎に改刷」してきたからだと説明しています。
残念ながら、シナリオ思考がないとなにが起きるのかを示したケーススタディになってしまっています。
この新しいデザインのお札を作るというのは、ホント全く意味がわかりません。
デジタルをすすめるためにデジタル庁まで作ってるのに、
アナログなお札を新たに作ると言っている矛盾。
デジタル日本円を発行するならわかりますが、新札の発行はズレてると思います。
あべのマスクもズレ過ぎです。あの大きさだと小さいからすぐズレてきますw
マスクの送料に10億って、ありえないと思うんですが、勢いでやっちゃう感じですよね(笑)
20年や30年といった少し先の未来に世の中はどのようになっていて、そこにはどのようなソリューションが求められるのか、本質的に求められるのは何なのか、
という長期的な目線になっていない典型だなと思います。
4つのS ──シナリオ思考、スピード、セキュリティ、サイエンス
この4つのSは何かに投資する際にも役立つのではないかと思います。
この4つが整っている企業は、投資先として選んでも良いかもしれません!
ぼくらの人生にも、何にでもシナリオ思考が大切だなと思わされた本でした。
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